木曜日, 12月 27, 2007

金吾さぁ



先日、またまた新しい焼酎を発表させていただきました。

丸に十の字の中に金に輝く

その名も 「金吾さぁ

これは地域興しのため市民団体が企画立案したもので
かつて薩摩地方を治めた島津歳久公の奉納踊り
金吾様踊りの実行委員会の皆様が造りました

ちなみに、小牧の焼酎はすべてにおいて拘ったものしか造りません!!!!
、この焼酎も負けておりません!!

原料はもちろん地元のもので
地元の全住人が芋掘りし、米麹の原料にいたっては約250人が
少しずつ薩摩米を持ち寄って造りました。

また今回、丸に十の字のお馴染み薩摩のマークは
現島津の当主島津さんより許可を頂き、作り上げました。
まさにゴールデンショウチュウ金吾さぁ。

ただ今回12月25日発売だったのですが
その日の昼一にはすべて完売してしまい、
今回紹介だけという形になってしまいました。
本当に申し訳ありません。。。


しか~~~し
来年2月に追加発売いたします。
今回手に入らなかったお客様や、また、ほしいと思うお客様は
もう少しお待ちくださいませ。

水曜日, 12月 12, 2007

一刻者陶器

すでにお目にかかった方や、ご存知の方もいらっしゃると思いますが
一刻者に新しい仲間が誕生いたしました
白いボディにブルーの文字
その名も『石蔵長期貯蔵 一刻者』です。
これは美濃焼きで仕上がった白磁の陶器に
藍色の文字で書かれており、
アルコール度数27度と通常の一刻者より
高い度数に仕上がっております。

ただ、すべての工程を一本一本手作業で行うため
生産が間に合わなく
なかなか市場に出回らない現状が続いており
ファンの皆様には多大なご迷惑をお掛けしまして
申し訳ございません。
すこしでも皆様のもとにお届けできるように
頑張りますので、なにとぞ宜しくお願い致します。

木曜日, 11月 15, 2007

最近ふと思うこと。

先代の社長が亡くなってもうすぐ3年がたつ。

あれから、本当に色々あり

すべてを取り巻く環境が刻々と変化し過ぎていきました。


この時期、製造が始まると祝日はもちろん

土日も休みなしで、製造し続けます。

製造は単調な手順や動作の日々繰り返しです。が

これが実は凄い事であり、そして幸せなことであり



何の変哲もない毎日が

実はすごく奇跡的なことなんだなぁ。    


とつくづく実感する今日この頃です。

水曜日, 11月 14, 2007

さつま町のさつま人によるさつま人のための焼酎!

先日、今期の力三(りきぞう)を製造しました。  (力三について詳しくは堀の内酒店のブログにて)

この日、力三を立ち上げた薩摩心酔会の方々が見学にいらっしゃたのですが

そのメンバーとは、地元の有志と呑み屋さんの方たちなのです。

実際、焼酎をお客様に提供するのは飲み屋のママであり、居酒屋のマスターなので

その方たちが焼酎造りに参加、体験、見聞し、

それをお客様にそのまま伝え飲んでいただく。

そして飲んでおいしいと共感していただいたお客様が、

また心酔会に参加し伝わっていく。

この輪が力三と言う焼酎のすごいところなのです。


このさつま町のなかで原料の生産から製造、販売、消費と

すべてが循環することで

ここさつま町の活性化の一端を少しでも担えれば、担えるということは

とてもすばらしく、嬉しいことだと思うのです。

水曜日, 11月 07, 2007

第19年度新酒会!!

先日11月2日、とう造地場において19年度新酒会を行いました。


さてさて、小牧醸造の新酒会ですが、一体どのような会かと申しますと、内容は至ってシンプル。

今年できたばかりの新酒をひたすら飲んで、どんちゃん騒ぎをするのんかたなのです。


この日ばかりは無礼講で老若男女問わず飲んでいただきます。といいますか、この新酒会ではスタートからラストまでの呑み方は、なんとお湯割りオンリーなのです。




なので15分もすれば、皆さん必然的に無礼講になってしまいます。(笑)

そんななかこの日、スーパーサプライズが。

なんと当蔵を雑誌の取材「自遊人」でいらっしゃっておりました

鹿児島が生んだちょ~大物俳優 榎木孝明さんが新酒会に参加していただけたのです。




榎木さんの突然の来場に新酒会参加者はおおいに盛り上がり本当に最高の会を催すことが出来ました。






改めて御礼申し上げます、本当に有難うございました




今年の新焼酎は例年にも増して美味しく、

来場者皆様も焼酎の出来に大変喜んでいただいたのですが

今年は新酒としては販売をしないので、小牧ファンの皆様にはご迷惑をかけ

大変申し訳ありません。









水曜日, 10月 17, 2007

今年もあと少し

今年も新酒の季節がやってまいりました。


この時期になると、川岸にある醸造場から

朝霧の中モクモクとあがる蒸気がなんとも幻想的で

とても気持ちよく、今年もあと少しなんだなと感慨深くなってしまいます。

小牧醸造では毎年11月2日、今年できた新酒をご近所の皆様や

日ごろお世話になった業者や小売店の皆様を集めまして、ささやかながら

新酒会という「のんかた」をひらいております。

当初、40,50人の規模で始まった会だったのですが

年々会を重ねるにつれ増え、お蔭様で今年は150人の皆様が参加していただく事になりました。

次回はこの新酒会「よくろんぼののんかた」の様子を皆様にご報告したいと思います。

土曜日, 9月 29, 2007

じゃあの。

そろそろ秋も深まってまいりました。

本州の方ではだいぶ過ごしやすくなってきたのではないでしょうか。


しかしここさつまでは、まだまだまだまだ残暑のきびしい日が続いております。

日中はいまだに30度を超える猛暑。

いや~わっぜぬっかど!



そんななか。 さくじつ雑誌の取材が行われたのですが

なんと一緒に訪れたインタビュアーが、あの竹原慎二氏。
   (ちなみにワタクシ大ファンです。)



第一印象

    ・・・てげなでけ!(すごく大きい。)

自分も182あるのですが、身長以上に恰幅のよさといい、本当に大きいです。



さすが元ミドル級チャンピオン、ただならぬオーラを発しておりました 。が

しかし話をすればするほどに、その人柄のよさがにじみでて

本当に気さくな人で

ますます竹原氏の魅力に引き込まれました。

いまさらですが、本当にいい人。



そんな竹原氏にガンバってと応援されて大感激でした。

これからももっともっとたくさんの人に愛される焼酎を造って生きたいと思います。

(今回ミーハーなブログですいません。)







じゃあの。

水曜日, 9月 12, 2007

ろ過について

長いこ滞りすいません。。。
唐突ですが、今日はろ過について話したいと思います。

前回お話したように今期の製造が始まりまして、早1ヶ月。
最初のモロミも2仕掛けが順調に進み現在蒸留工程に入っております。
ご存知の方も多いと思いますが、
当蔵の場合、伊勢吉どん、轟の黒、鴨神楽、小牧、紅小牧など
蒸留後、一切ろ過を行っていません。

でも決して手を抜いているわけではないのです。

そもそも焼酎のろ過とは、不純物や、ある一定の油分を取り除き
酒質を一定にする為の工程で、簡単に言えば
油分(フーゼルなどの焼酎の旨み成分のひとつ)が
多すぎると芋くさく重い焼酎になり
逆に少なすぎると、芋の風味がとび、パンチのない焼酎になります。

そこでろ過機を使い、各蔵ごと独自の精製方法でろ過を行うのですが
当蔵では、ろ過のかわりに油分を掬う作業をいたします。

蒸留後毎日、朝夕1回ずつ甕に浮かんでくる澱や油分を掬うのです。
そんな簡単なことと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
ろ過機で瞬時に行うのではなく、何日も何日も長い時間をかけ、
焼酎自身の力で不純物を排出させるのです。
すると旨み成分は内部でギュッと凝縮され、どんどん熟成されていき
不純物だけが表面に浮かんでくるので、これを掬う。

これがなかなか手間もひまもかかるのですが
丁寧に丁寧に行うことによって、芋本来の上品で、かつ、まろやかな
なんとも奥深い味に仕上がるのです。

土曜日, 8月 18, 2007

今期本製造開始

先日より今期の本製造が始まりました。
それにしても暑い日が続いていますね。
テレビのニュースを見ていると、鹿児島より関東の方が暑いようで
どっちが南国かわからなくなっています。

と言っても、こちらも暑いことに変わりなく
製造場の中は40度を越える猛暑。
もちろんクーラーなんてものはなく、
一次モロミの麹のほうが蛇管が通っているぶん涼しそうにしており
そんなモロミと一緒に溶けてしまいたい毎日です。

現在、白麹で一次モロミを製造中。
来週にも二次掛けを開始しますので、
今度は写真付で更新したいと思います。

今期の製造用に作ったTシャツ、なかなか好評だったので
これも今度、皆さんにお見せしたいと思います。 

月曜日, 8月 06, 2007

さつま町夏祭り

いや~さつま町は暑い日々が続いています。
ついこの前までは、台風、大雨の連続だったのに、
今度は灼熱の炎天下の日々、35度を越えるどころか
37.38度は当たり前の毎日が続いています。

そんな暑さや日ごろのストレスを吹き飛ばそうと、今回さつま町(旧宮之城町)の夏祭りに参加させていただき、若手社員とその仲間たちとで御輿を担がせていただきました。



一時期、雲行きが怪しくなったのですが、御輿が動き出すと
空は綺麗に晴れ渡り、御輿の声援が町中に響き渡りました。


昨今、若者の地方離れや地域格差、また少子高齢化などで
町に活気がないと、ここ さつま町でも言われています。


そんな時だからこそ 町全体が一つにになり盛り上がることは
本当に最高だと思いました。

月曜日, 7月 23, 2007

tastes sweet

今年、最初の焼酎「紅小牧」の蒸留工程が終了しました。

5月から6月にかけて収穫されたことにより 
せんだっての雨の影響を受けなかったので 芋の出来が大変よく
また麹のはぜ具合も順調で、「これはいいものができるのでは」
とは思っていましたが、 垂れ口を検飲した感想として、

    『甘い!!』

の一言につきました。従来ほかのレギュラー品に比べ、紅小牧は女性志向で
甘く飲みやすいように造っているのですが、それにしても甘くて美味しい。

これから さらに熟成期間に入り、今年の秋には皆様に新酒をお出しできると
思いますので、ぜひご期待してお待ち下さいませ。

火曜日, 7月 10, 2007

雨害っていうのかな

いやー7月に入ったというのに雨の日が続いて

ふと、銀河鉄道の雨の星なんじゃないの!?

と思うほど、降り続いています。

今のところ、ココさつま町は大丈夫なのですが、南薩、大隅、熊本と豪雨災害が

おきており、まだ予断を許せません。

豪雨にみまわれている皆様、どうかお気をつけ下さいませ。

ところで、これもひとつの水害?雨害かな?

特にこのさつま町は、盆地のせいか雨が続くと

湿度がめちゃくちゃ高く、カビの繁殖がすさまじいのです。

だって、湿度90%って、どんだけ~~~って感じじゃないですか。

これが、麹菌の繁殖ならおおいにウェルカムなのですが、

黒カビ、青カビ、白カビと、なんでも醸して大変です。

ちなみに湿度100%って水の中???

月曜日, 6月 25, 2007

 かもすぞぉぉぉー

長らく留守にしてすいませんっス。。。

そろそろ今年も製造の季節がやってまいりました。
皆様ご存知でしたでしょうか?
小牧醸造は今年で8年目となる日本一早い焼酎蔵なのです。
というのも、焼酎造りは盆明けからがどこも通常なのですが
小牧の場合、製菓用の早掘り芋の紅さつまを使用することで
日本一早い焼酎製造が出来るのです。

そもそも、なぜ製菓用といいますと、理由は多々あるのですが、
一番の理由は、当時(今から約9年前)紅小牧を開発した、
故 小牧世津子社長が 女性のためにをテーマに、より飲みやすく、
よりフルーティな焼酎は出来ないかと研究開発し
たどり着いたのが、製菓用の紅さつまでした。
当時は、ブーム前ということもあり、また製菓用の芋は希少で
価格もべらぼーに高い(この時期の黄金千貫の10倍)ということもあり
この焼酎はどうだろうという声も少なくありませんでした。
実際、真夏の最中の製造ということで、暑さによる原料の管理や
一次や二次モロミの発酵管理など、 悪戦苦闘の連続でした。

しかし、出来上がった焼酎を飲んで、みな確信に変わったのです。

すべてにこだわったからこそ出来た焼酎、
どうか今年の紅小牧の出来をお楽しみに。


来月からは製造風景や蔵人なども、紹介していけたらと思っています。

金曜日, 6月 15, 2007

奥さつま恋唄発売



昨日、さつま農協さんとの共同開発により出来た焼酎
「奥さつま恋唄」を発売いたしました。

これは、さつま農協さんのプライベートブランドでありまして、
米麹にさつま町で取れる奥さつま米(ヒノヒカリ)を使用し
芋は同じくさつま町で取れるコガネセンガンを使用、そしてラベルも同町のはがき絵作家小向井一成さんによる素朴な風景画となっている本格薩摩焼酎です。

水害後であり、また原料をさつま町で取れる一級品だけに
厳選し製造しましたので、720mlのみの三千本限定となってしまいましたが、約半年間ねかした事により味はかなりのものに仕上がりました。


機会がございましたら、何卒お楽しみくださいませ。



月曜日, 6月 11, 2007

デジャヴ!?

鹿児島は梅雨入りしたにもかかわらず、カラっからの日々が続いております。

今日も本当に暑い!

天気図を見てみると、どうも前線があがりきらないのが原因みたい。
ん?まてよ?どこかでみたような?
そう去年の豪雨災害の時と同じじゃないの!?


てか、同じじゃん!!



でも、大丈夫。今年はダムの管理もばっちりだし
よほどの記録的豪雨ではない限り、心配ないでしょう!


・・・でも、やっぱり怖いっスわ。





水曜日, 6月 06, 2007

りふぉーーーむ

ただいま、蔵を改装中。
と、言ってもたいしたことはなく、製造場の床を無菌コーティングしています。
やはりいい菌、悪い菌がおりまして、蔵つきをいかしつつ、
雑菌を抑える、う~~ん、むずかしいい

しかも今回、私のセンスで床の色を決めました。
これがなかなか、甕の色とマッチして絶妙なバランス。
お見せできないのが、ひじょ~~に残念。

ま~お越しになった時のお楽しみということで。

PS, これまで鴨神楽を御愛飲していただいた皆様方、いつも本当にありがとうございます。
   おかげをもちまして今期の販売分、残りわずかとなってしまいました。
   昨今なかなか原料が手に入らず、限定数量にはなりますが、
   また今年の秋に製造し熟成後、来年の今頃にはお見せすることが出来ると思います。
   どうか、しばしお待ちください。
   

月曜日, 6月 04, 2007

コマキブログはじめました。

ホームページをリニューアル致しました、これから少しずつではございますが小牧醸造のことを紹介していきたいと思いますので、なにとぞ、ご愛読の程よろしくお願い致します。


では、改めて。


初めまして、今日からお世話になります私クリューと申します。どうぞよろしくお願い致します。

まずはじめに、いままでネット販売をご愛顧いただき本当に有難うございました。

生産本数の都合により、通信販売することが困難になり、取り止める形となりまして、本当にご迷惑をおかけしまして申し訳ありません。

しかし、出来る限り多くのお客様に飲んでいただくようにこれからも出荷していきたいと思いますので、どうか小牧製品をなにとぞよろしくお願いします。

また、昨年7月の豪雨水害におきましては、ご支援頂いた皆様方、応援していただいたお客様、本当に有難うございました。

あの日、地獄というのはこういうのを言うと思いました。もう無理だと、何度も思いました。

だからこそ、

皆様の応援が嬉しくてたまりませんでした。

復活した時、本気の涙が止まりませんでした。


支援、応援していただいた皆様方に出来うる限りの恩返しが出来ればと思い、いい焼酎を作ることこそ、最大の使命とし精進していきたいと思いますので、これからも小牧醸造をなにとぞよろしくお願い致します。



最後に、全国各地の災害罹災者の一日も早い復興を、心より祈願致します。